2007.7.26
ゲーム収録な日。
仕事のあと、あるマネージャーの送別会に出席するため、新宿・歌舞伎町へ向かった。すると、早足でアーケードを歩くわたしを、スミマセン、と片言の日本語が呼び止めた。
彼女は一枚の小さなレシートを差し出して、ここにいきたいのですが、といった。このあたりだと聞いたのだけれど、どこにあるかわからない。知っていますか。
レシートに印字されていたのは、馴染みのないキャラクターのマークとショップ名。グッズ関連に疎い私がわかるはずもない。ふと電話番号が目にとまったので、片手に握りしめていた私の携帯でそのお店に電話をかけ、場所を聞いた。
…そこまではよかった。そこまでは。
問題は、ここからである。彼女との会話は、すべて英語だった。挨拶程度ならいざ知らず、道順をきちんと説明するとなると四苦八苦。おおっ、頭が全く切り替わらない!それほど複雑でもないはずなのに、単語もなかなか出てこない。いやまてよ。そもそも『区役所』なんて単語知ってたっけ?考えれば考えるほどこんがらがる。ええい、とりあえず!
…うまく伝わったかどうかは不明だが、英語がpoorでごめんなさい、と謝る私に、彼女は満面の笑顔で何度も何度もお礼をいって去っていった。本当は新宿区役所がいちばんわかりやすい目印だったのに、伝えられなかった。OKわかった!と目を輝かせていたけれど…彼女が辿り着けていなかったらどうしよう。違うことを教えていたらどうしよう。
送別会へと向かう足どりが、自然と重くなる。いっそついていけばよかったかな。ああでも私が案内すると、迷う可能性が高いし…で、でもそれなら、そもそも道を 教える行為自体、無謀だったかも…!?
もう、後ろ髪ひかれまくりである。
受け身ばかりでなく、きちんと自ら発信できる英語力って、やっぱり大切なんだなあと再認識。こんなカタチの後悔は、あまりしたくないものだ。
どうかどうか、
彼女がちゃんと辿り着けていますように!
今日読んだ本。
松尾スズキ「クワイエットルームにようこそ」