2007.7.19

 レコーディングな日。

 ミレイのキャラクターソング「Dear my friend」の歌入れ!わたしにしては珍しい曲調とテンポに、ちょっとドキドキしながらマイクに向かう。

 

 見られているとおもうと、相変わらず緊張で声が思うように出なくなるわたし。ブースにカメラがないことにホッとし、ディレクターさんたちのいる部屋への窓にもカーテンを引かせてもらい、サンダルも脱いで、集中体勢!

 それにしても、いつもおもう。歌入れ終了後、ひと通りラフに繋いだものを最終的に聴かせてもらってから言われる、「何か気になる部分がありますか」という言葉。

 

 …途方にくれてしまうのだ(¨;)

 ミキサーさんも作曲家の方も、ディレクターさんだって、みんな音楽のプロだ。そのひとたちが、「いいとおもうんだけど、どうかな。」というものに対して、歌うこと自体にいっぱいいっぱいになっているわたしが何をどう伝えればいいのか、わからなくなってしまう。

 ナレーションの現場ですら、スタッフに口をはさむのは余程疑問に思ったときか、明らかにおかしいときのみ。アフレコだって、自分の芝居が例え納得いかなくても、音響監督がOKを出したら、それは作品としてOKの芝居だったのだと納得する。例外もたまにあるけれど、それがプロだと、先輩に教えられてきた。

 

 けれど、音楽は。
 ましてや、歌は。
 いや、好きだし楽しいけれども。
 なんていうか、
 他の仕事ほど客観視できないというか。

 …自己主張に慣れていないというか(-.-;)

 

 「あの、ここの音程、微妙な気が…」

 「こ、この辺テンポがずれ気味じゃないですかね…?」

 勇気を振り絞って言ってみたところで、ああそこはニュアンスがよかったんですよ、なんて言われたりする。ああ、枝葉にとらわれてる私より、彼らにはしっかり森がみえてる。(当たり前だけど)そうおもうと、私が気付いたり気になる程度のことは、みなわかり切ったうえで、このテイクを良いといっているに違いない。そう逃げ腰になってしまうのだ。

 もっと音楽の知識があったなら、しっかり自分の歌をコントロールできたなら、『なんとなくモヤモヤ』な部分もちゃんと伝えられて、きっともう一段レベルアップした曲になるんじゃないか。そうおもうと、やっぱり悔しい。

 

 …まあ、いつだって全力投球しているから、そういう意味での悔いはないんだけどね♪

 大丈夫です。あとはお任せします。そう頭を下げて、マネージャーとスタジオを後にした。みんながすこしでも、ミレイの歌声を楽しんでくれるといいな。