2007.6.1

 夜空の月に気付いたとき、そのことを無性に誰かに伝えたくなるのは、どうしてだろう。

 

 冴え冴えと冷たい、凛とした月。
 生々しく金色に光る、色っぽい月。
 ドキリとするほど赤い月や
 吸い込まれそうな青い月。

 茜色の夕焼けも、幻のようにかかる虹も、京都のありとあらゆる愛すべき風景さえも、そっと自分の胸にしまうのに。月の美しさは、それだけでおさめてはいけないような、いられないような気持ちにさせられる。

 

 不思議。