2007.5.24

 ナレーションとアフレコな日。

 蒲田駅ビルの、パリオ&サンカマタ。その店内アナウンスが、おそらくわたしの最初のレギュラーのお仕事。そして、いちばん長く続いているナレーションのお仕事。

 

 その駅ビルが夏に閉鎖され、来年春から新しいショッピングセンターとして生まれ変わることになった。スタジオで渡された原稿は、その告知と最終バーゲンのお知らせだった。

 何事にも終わりはある。でも今だとはおもわなかった。きっとそんなことが、この先何度もあるだろう。この8年近く、毎月一度のペースで当たり前のように続いていた収録が、今日終わる。突然、胸のろっ骨を一本取り上げられたような気持ちになった。

 

 「長い間ご愛顧いただきまして、誠にありがとうございました…」

 読み慣れたアナウンス口調。ううん、この現場で鍛えられ、身についた口調。ここから、丸井やラフォーレ原宿や青葉台東急スクエアや、たくさんのお仕事につながっていった。もう、パリオ&サンカマタの年末年始のご挨拶も、夏休みの催しもの紹介も、バレンタインやクリスマスといったイベントごとのお知らせも、読むことはないんだなあ。マイク前で原稿をながめながら、鼻の奥がツンとした。

 「心からの感謝をこめて…」

 

 本当に、ありがとうございました…!