2007.3.31

 従姉妹の結婚披露宴な日♪

 

 カップルの数だけ、披露宴がある。

 一年くらい前に、大学時代の友人の披露宴で、初めて司会をたのまれた。けれど『一度経験があるから大丈夫』という種類のものではないことを、今回あらためて感じた。わたしはプロとして現場に出てはいても、司会というものは(特に披露宴なんて!)役者の仕事とも、ナレーターの仕事とも、DJの仕事とも違う。『喋り』といっても、決してひとくくりではない。でも時々、そこを誤解されがちである。プロだから大丈夫でしょ、と。まあ仕方ないのかもしれないけれど…(-.-;)

 外側からは、みえにくいものなんだなあ。

 

 とにかく、めちゃくちゃ緊張した。会場の構造はもちろん、料理も、趣向も、来賓も、祝電の数も、余興の内容も…全て把握しつつ、合図をくれる宴会キャプテンと「あ、うん」の呼吸で進行しなければならない。雰囲気も、司会の言葉ひとつで決まってしまう。慣れない空気に、私はガチガチだった。あとで出席していた母にきいたところによると、最初かなり声がうわずっていたらしい。やっぱりなあ〜f^_^;

 あがり症のわたしは、なるべくしっかり原稿を作ってはいたけれど、それでも不測の事態は次々起こった。音声の不具合、位置の移動、急な確認や場つなぎ…「ちょっと時間かかりますので、なんとか間をもたせてください」「あれがこちらに変更になりましたので、フォローお願いします」さらりと耳打ちしていくキャプテンの背中を、何度、涙目で見送ったことか。

 ……ふぉ、ふぉろーっていわれてもっ!(ノ><)ノ

 

 …なんてことは、おくびにも出さず、ヒヤヒヤしながらもなんとか力技で切り抜けた。何度か舌がまわらなかったときもあった。もちろん、噛んだりもした。でもいちいちへこんでいられない。もうとにかく必死である!料理に手をつけることはもちろん、従姉妹の艶姿に感動する余裕も、ほとんどなかった気がする。

 それでも、ときどき気遣って声をかけてくれる会場スタッフさんや、何もいわずに頻繁に氷水をとりかえてくれるウエイトレスさん、不自然な間ができそうになったとき、すかさず薄くBGMを流してくれた音響スタッフさんに、何度となく感謝した。ああ、一緒に頑張ってるんだ。その実感が力になる。終盤には、私の仕事に興味をもって、わざわざ話し掛けにきてくださるご来賓もいらした。それらすべてに、どれだけ救われたかわからない。

 準備も本番も、前以上に大変ではあった。それでも、参加者・親戚としてお祝いするだけでなく、スタッフのひとりとしてパーティー全体を『創る』お手伝いができたことが、何より嬉しかった。ジャンルはエンタメとは違うかもしれない。でも、自分がやらせていただいたことが誰かの笑顔に繋がる、それがこのうえない喜びになる感覚は、普段の仕事のそれと、何ひとつ変わらなかった。

 

 こんなステキな機会を与えてくれた、美しい従姉妹に感謝!ラストの、音楽とテロップだけでみせたスライドショーは、思わず涙ぐんでしまうほど感動的でした。どうかいつまでも、お幸せに…♪