2007.2.17

 声の出演をさせていただいた、若芽会のお芝居「白馬2700」を観に、下落合の俳協タックスへ。

 

 稽古場にお邪魔したときに見たシーンが明るい雰囲気だったため、若々しい青春劇みたいなものかなあと想像していた。でも予想に反して、どんどん状況は深刻に。舞台は、雪山。遭難した男女12人が山小屋で偶然出会うところからはじまる。人が極限状態にあるとき、どう変わっていくか、何を選択するか。トラウマについて、愛について、歪んだ感情について、生と死について…。人間という生き物を根本から揺さぶる、大きなテーマの作品でびっくりした。

 なにせ、わたしがお手伝いしたのは、脳天気なお天気キャスター。『雪崩』を「ゆきくずれ」と読み違えてごまかすような、おバカなキャラクターだったから…こ、こんなにシリアスな芝居だったとはっ(>_<)

 

 それにしても、みんな見事だった。キラキラしていたし、生き生きしていた。こんな後輩達がたくさんいるんだもの!ぼんやりしていられないなあ。力がみなぎる。

 そして思った。自分が本当はいつも何を怖がって、何を大事にし、何を望んでいるか。おおうものがなくなった心が剥き出しになったとき、はたしてそれを正視できるだろうか。ステージに引き込まれながら、ふと背筋が寒くなった。