2006.11.5

 ラジオな日。

 

 昭和63年生まれや平成元年生まれの、若々しく元気なアーティストたちをむかえ、インタビューしているうちに、私もすっかりヒートアップ!彼女たちは自由だ。そしてかわいい。かわいいけど、底が見えない。自分が高校生のころって、やっぱりこう見えていたのかなあ。

 そんなわたしの身も心も穏やかにクールダウンしてくれたのは、その後いった、大山百合香さんのインストアライブだった。新宿のタワーレコードの、ほんの小さなイベントスペース。ピアニカや三線の音に揺られながら、のびのびと歌い上げるその姿は、本当に気持ち良さそうだった。

 

 スタジオでインタビューするアーティストとは、いつもほとんど初対面。だからそのあとライブを観るたび、ブース内で話していた顔とのあまりの違いに、愕然としてしまう。音に身を委ねて、全身で歌う彼らは、キラキラ見えないオーラにつつまれてみえる。その輝きを目の当たりにするたび、ああこれがプロなんだと、うっとりみとれてしまうのだ。

 百合香ちゃんは、すぐ目の前にいるお客さんたちに物おじもせず、秋空につきぬけるような澄んだ声で、6曲歌いあげた。涙をこらえながらスタッフサイドで聴き入るわたしを、彼女の目がふととらえる。歌いながら、満面の笑みがこぼれた。

 

 「途中気付いて笑っちゃいましたよ〜」

 楽屋で弾けるように駆け寄ってきてくれた彼女の笑顔は、わたしのよく知っている、百合香ちゃんの笑顔だった。

 

 KIND OF BLUE…
 さまざまな心。
 さまざな青。
 しばらく手放せなくなりそうだ。