2006.9.8

 西麻布で見かけた、とあるバーのメニュー。入り口の外の椅子に無造作に置かれたそのメニューには、値段が書いていなかった。

 

 \時価。
 これはわかる。

 \気分。
 誰のだ。

 \店主次第、 あなた次第。
 ほう。

 \天気による
 …え。

 \日経平均による
 ……はいい〜?!

 

 とにかく、自由なのだ。それはもうすがすがしいほど。メニューとしての機能を、半分以上、放棄しているようにさえみえる。

 でも、なぜだろう。その無茶苦茶なメニューを見ていると、なんだか美味しいお酒が呑める気がしてきた。扉のむこうに、いたずらっぽい笑顔と楽しいおしゃべりが待ってる。そんな気がした。