2006.6.22

 番組ナレーションの仕事を終えたあと、麻布十番で、お昼ご飯を食べた。このあたりにくると、たいてい「永坂更科」でお蕎麦になってしまうのだが、歩いてみるといろんなお店があって、特にランチどきは歩くのが楽しい。

 

 今日は「たき下」に入る。いつも混んでいてなかなか入れないのだが、少し遅めだったせいか、初めて入ることができた。落ち着いて清潔な、小料理屋さんというかんじ。

 いくつかの魚定食のなかから、黒むつの柚子焼きをチョイス。福島のミルキークイーンはつやつやふっくら炊き上がり、お味噌汁もおからもお漬物も、すべて美味しかった。そしてなにより、お魚の素晴らしいことといったら!ふっくら甘くコクがあって、脂がのっている。ひとくち食べるたびに頬がゆるんでしまう。

 食生活が乱れに乱れているわたしにとって、ごくごくシンプルな、でもとびきり良質なこういう食事は、どんなご馳走にも勝る。炊きたてのごはんなんて、そういえば久しぶりに口にした。

 

 わたしの座るカウンターのすぐ目の前で、板さんがハモの骨切りをしている。そのすずやかな音を耳にしながら、あまりの幸せに、またひとくちビールを口に運ぶのだった…♪