2006.6.14
アフレコと、bayfm「NOW HITS STREET」収録と、「ソルティレイ」打ち上げな日。
あしたの準備があるため、一滴も呑まずに一次会で失礼し、急いで事務所に台本を取りにいくと、まだ明かりがついていた。時計はもう23時をまわっている。
事務所には、マネージャーひとりとデスクがひとり、残って仕事をしていた。マネージャーが帰ったあと、わたしはなんとなくそのまま帰りがたくて、彼女のかたわらで台本のチェックをしながら、ぽつぽつとおしゃべりをした。
わたしの仕事のほとんどが、彼女のお世話になっている。一日に5回も6回も電話で話しているくせに、気付けばこうしてふたりっきりで静かに話す機会は、いままでほとんどなかった。
誰もいない真夜中の事務所で、女ふたりだからできる、ひそやかなおしゃべり。知らなかったことや聞きたかったことが後から後からあふれてきて、気付けばとうに日付が変わっていた。
同じ事務所で、歳も近く、毎日のように会話しているにもかかわらず、わたしは彼女のことをほとんど何も知らないことに驚いた。話してみれば、それだけで、気持ちの立ち位置がほんのすこし変わる。いままで何年も一緒に仕事をしていたのに、自分から知ろうとしなかったことが恥ずかしかった。
今度ゆっくり呑みましょう。そう約束して、真夜中の駅前で、大きく大きく手を振った。