2006.5.29

 ナレーションが2本な日。

 花の香りでむせかえるような朝。
 夢のようで、
 夢じゃなくて、
 でもやっぱり夢心地。

 

 昼過ぎに仕事を終えて、おそば屋さんで思わずビールを注文した。一度これをやってみたかった♪天気もよかったし、昨日の余韻も手伝って、疲れた身体にしみわたる。

 このひと月、すべてのコンディションを、ライブのために調整してきた。ステージで歌うことに慣れていないぶん、わたしにできることは、毎日歌い、繰り返し聴き、歌詞とイメージをコツコツ入れていくことだけだった。それがなくなったいま、驚くほど気持ちが軽くなったのと同時に、ポッカリ胸に穴があいたような、不思議な気分になる。

 ゆっくりアルバムの曲を聴きかえしてみようと、ナノくんのスイッチをいれた。が、前奏がかかると同時に、意志に反して涙がたちまち盛り上がる。わたしはあわてて停止ボタンを押した。

 

 どうやら、レイラハミルトン物語の試写会イベントあとのような状況に、また陥ってしまったらしい。しばらくはあきらめて、この余韻に身を委ねよう。

 ビール一杯で真っ赤になってしまう自分の体質をのろいながら、もうすこしのんびりしようと、オープンテラスのカフェに足を向けたのだった。