2005.11.20

 すばらしいお天気!

 母と、C3のアップルパイを食べた。

 

 母は、アップルパイが大好きだ。子供の頃は、よく家で焼いてくれた。熱々のパイは、それはそれはおいしかった。甘すぎるくらいに煮詰めたとろとろのリンゴは、幸せな味がした。

 通り掛かったケーキ屋さんで、11月限定商品とかかれた小ぶりのアップルパイが目にはいったとき、まっさきに母を思い出した。先週に引き続き、部屋を訪れることになっている母とふたりで、おやつにたべよう。そうおもって、いそいそと買って帰った。

 

 小さい私の部屋のリビングで、玄米茶を入れ、パイを切って取り分ける。すると母は、もうすこしおいしくしていい?といたずらっぽく笑って、台所に立った。

 戻って来たアップルパイは、レンジで軽く温められて、ほんのりやわらかくなっていた。母はそれにミルクをかける。ああそれはなつかしい、わが家のアップルパイ・スタイル!

「ほんとうはホイップした生クリームがあればいいんだけど…」

 そういいながらアップルパイをほおばる母は、しあわせそうで、そしてなんだか、とても可愛らしかった。

 

 親子はいつまでも親子だけれど、母と娘は年月がたつにつれて、少しずつ、親友同士のような関係になっていくのかもしれない、と思った。歳をかさねるって、おもしろい。これからもずっと、こういうアップルパイみたいな時間を、たくさん積み重ねていきたいな。お代わりをしている母を見ながら、わたしは玄米茶のお代わりをいれた。