2005.9.15

 映画「ジーナ・K」をみた。渋谷のイメージフォーラムという、割と好きな映画館で、たまに仕事の空き時間があると、フラリ足を運ぶ。

 でも今日は、時間つぶしではなく、この映画のために時間をやりくりしてきた。SHUUBIというアーティストが初めて主演をつとめたこの映画を、どうしてもみたかったのだ。

 

 SHUUBI。もう何年も会っていないけれど、いつしか年賀状も届かなくなったけれど、わたしのことを初めて「さあや」とよんだ、忘れられないアーティスト。大好きな女の子。

 映画は、生々しく、すさまじかった。中洲を舞台に博多弁がとびかい、ストリッパーで母親役でもある石田えりさんの存在感は並ではなかった。でもそれに負けない輝きを放っていたのは、紛れも無くSHUUBI自身だった。

 最後まで歌うことで生きようとするジーナの姿が、彼女自身に重なって見えたのだろうか。芝居が初めてとはとてもおもえない迫力と生々しさに圧倒された。壮絶で、切なくて、かなしかった。ライブのシーンも鬼気迫っていた。わたしはいつのまにか、自分を抱きしめるような恰好でスクリーンを見つめていた。

 

 帰り、チケットカウンターで、迷わずアルバムを買った。また彼女に会えた喜びを胸に感じながらも、表現者として負けられないとも思った。わたしはわたしのやりかたで、いつかまたあなたに何かが、届きますように。

 SHUUBIの力強い瞳が、脳裏に焼き付いて離れない夜。