2005.5.25

 ナレーションの仕事のあと、「レ・ミゼラブル」を観にいった。なんと、2000回記念スペシャルバージョン!鹿賀ジャベール・岩崎ひろみファンティーヌ・斉藤晴彦テナルディエ…そして、わたしの敬愛する、島田歌穂エポニーヌ!もう今後二度と見られない、超豪華特別キャストバージョンだ。

 

 タイムスリップは、簡単だった。この帝国劇場という空間で、わたしは久しぶりの「レ・ミゼ」と共に、中学生から大学生までの密度の濃いなつかしい時間を、めまぐるしく駆け巡る。

 

 それにしても、すこしずつ改良されているのはしっていたが、記憶の中の歌詞と少しちがったり、転換の間が変わっていたり、聴いたことのないストリングスが繋ぎで入っていたりと、新たな発見がたくさんあった。そしてそれがすこし、ほんのすこしだけれど、さみしい気もした。

 

 「誰かを愛することは神様のおそばにいることだ…」

 

 劇場で、あんなに涙を流したのは、いったいどれくらいぶりだろう。思いがけないところで泣けてくる、自分の心の動きが不思議だった。今日はマスカラを塗ってこなくてよかった。ハンカチをにぎりしめながら、しみじみ思った。

 

 ありがとう。