2005.4.18

 仕事のあと、グローブ座で上演中の「理由なき反抗」をみにいった。同じ事務所の先輩で、シネマチョップでのナレーションパートナーでもある岩尾万太郎さんが出演していたので、チケットを用意してもらったのだ。

 主演がジャニーズの二宮くんだけあって、見事に女性客ばかり!唯一の男性客は、関係者席の3人くらいだった。聞こえてくる会話も、これで6回目だの12回目だのと、熱いファン魂を感じるものばかり。うーん、さすがだ。

 

 …でも。

 

 みているうちに、私は悲しくなってきてしまった。そりゃあ舞台はすてきだった。演出は工夫され、役者陣も生き生きしていた。岩尾さんも二宮くんもかっこよかった。オリジナルのギャグをちりばめつつ、ジェームス・ディーンの映画とはまた違った魅力のある芝居だったとおもう。

 

 ただ、観客のマナーが疑問だった。何度も見てるからって、芝居の最中にコソコソ話をするものではない。客席におりて自分たちの間近で真面目に演技をしている役者さんを、メイクの濃さや大仰な身振りてぶりをするからといって笑うものではない。ましてや、クライマックスの息詰まる台詞のやり取りに、ふきだすものではない。役者さんにたいして、それはとても失礼だ。

 もちろん、観劇の仕方は自由だ。わたしのまわりにいた人達だけが、たまたまそうだったのかもしれない。でも、どこか集中しそこねてしまった感はぬぐえず、とても残念だった。そうかんじたのは、おそらく私だけではなかったとおもう。

 

 舞台は、総合芸術という。芝居があり、衣装があり、音楽があり、照明があり、セットがあり…。そのかぞえきれないファクターのひとつに、観客の存在もまたあることを、みる立場にあるときも忘れてはいけないと思う。ライブだからこそのすばらしさは、わたしたち観客の態度やマナーひとつで、おおきく左右されるのだから。