2004.12.2
涼さんにすすめられて買った、村崎友の「風の歌、星の口笛」を読んだ。
…壮大。そのスケールの大きさに驚いた。ほどよくミステリーで、しっかりファンタジーで、理解できる範囲のSFで、切ないロマンチシズムにあふれている。質実剛健な骨太作品にどっぷりだったわたしの頭に、ほどよい心地よさと爽快なイマジネーションを広げてくれた。
気持ちいいなあ。ひさしぶりにこういう作品を読んだ気がする。ラスト、赤みを帯びたペンダントの意味に気付いたとき、胸が熱くなった。
「向かいの席にやってくる誰かを…来ない誰かを今日も待っている…」
聴いたことのないこのメロディーが、遠くの空から降ってくる気がした。