2004.11.8

 540円。

 そう。それは新大阪から京都までの電車代!

 ということで、昨夜は飲んだ後、そのまま京都に移動したわたし♪こんなに気持ちのいい時期に関西にきているのに、逃す手はないものね!

 

 朝はトン汁におにぎりで体を温める。おやつに赤飯饅頭とお茶を買い込むと、のんびりあてもなく空いていたバスに飛び乗った。

 

 出町柳で下車。あまりの天気のよさに我慢ができず、鴨川のかわべりまでおりて、石を飛び越えながらせせらぎの清らかさを満喫。

  

 ちょっとした公園になっているそこでは、犬の散歩をしたり、芝生で本を読んだり、おしゃべりをしたり…みなおもいおもいに秋の日差しを楽しんでいた。わたしも、ひなたぼっこをしている老夫婦のとなりのベンチに腰掛け、赤飯饅頭を食べながら、しばしほっこり川をながめていた。

 

 あまりに居心地がよく鴨川から離れがたかったので、橋のたもとにあったオープンカフェに場所を移す。恩田陸の「ライオンハート」をよみふけっていたとき、ちょっとした事件が起きた。

 カフェのテラスに、白い犬がおもむろに入って来たのだ。その堂々たる態度といったら!どうやらブルテリアらしい。しかもちゃんと首輪をしている。でも不思議なことに、どこを見回しても飼い主の姿は見当たらない。…まさか、野良ブルテリア?そんなバカな!

 

 呆気に取られている私たちを尻目に、彼は(彼女は?)短い足と尻尾をフル稼動させて全てのテーブルを丁寧にチェック。それを終えると、一番奥の空いていたイスにひょいと飛び乗った。そして、おやなにか?とでもいうような顔で、キチンといすに腰掛けたのだ。その仕草があまりに可愛らしく、店中で笑いがはじけた。

 そのタイミングといい、絶妙な間といい、彼のとぼけた顔付きといい、もう完璧!エンターテイナーだなあと感心することしきり。飼い主はなんとその20分後にあらわれた。記念に撮影させていただいた♪

 

 京都ですごす秋の午後はまだはじまったばかり。ブルテリアくんの愛らしい出現で、ますます立ち去りがたくなってしまった。さてと、これからどこへいこうかなあ。こんな風に考えている時間が最高に贅沢に思えて、しばらくそのカフェから動けなかった私だった…。