2004.10.15
FAYRAYと仕事をした。
わたしは彼女の「tears」という曲が好きで、カラオケにいけば必ず歌う。FAYRAYの世界はとてもドラマチックで、女性として共感できる情感にあふれている。さぞや女っぽい人が来るのだろうとドキドキしながら身構えていたら、帽子をかぶった小柄な女性があらわれた。
…風みたい。第一印象はそうおもった。どこも力まず、さらりと自然体。同い年のはずなのに、シンとした落ち着きぶりは年上にも見えるし、ニコッと笑うと、ナチュラルメイクなのもあって、あきれるくらいかわいらしく見える。少し話すだけで、頭のいい人だとすぐにわかった。
20代も後半になると、同じ年齢でも、積み重ねてきた時間や過ごしてきた環境によって、まとう空気が人それぞれまったく違うことがよくわかる。そして、その違いを楽しめるようになってくる。
FAYRAYの風みたいな雰囲気を心地よく感じながら、来る途中、車の中でマーボー丼を食べてきたとはなす彼女を見つめる。「中華はおいしいですよねえ」と瞳を輝かせる歌姫は、とてもとても美しかった。わたしは自分が余分なものをたくさん背負っている気がして、ちょっと恥ずかしくなった。