2004.6.18
一年。
この日誌を始めて、今日でちょうど一年になる。日記の類いがこれだけ続いたのは、生まれて初めてだ。
最初は、台本にある台詞を演じる以外に、自分の言葉で話す機会が増え始めたことが、きっかけだったように思う。公共の場でトークしたり、コメントしたりするのに対して、どうしても苦手意識をぬぐえないわたしは、おもっていること、感じたことを、じっくりゆっくり自分の納得する言葉で、整理する場所が欲しかったのだ。
軽い気持ちで、自分のために書きはじめた日誌だったが、いつのまにか「読んでいますよ」と声をかけられることが多くなった。ファンの方からのさまざまな反応があったり、スタッフさんや共演者に心配されたり、卒業以来会っていない友人たちからも、メールや手紙が届いたりもした。
わたしは驚いた。ネットに公開していることが、不特定多数に読まれていることとイコールだと、いまいち実感していなかったからだ。一時期、たくさんの人の目を気にし始めた途端、何を書いたらいいのかわからなくなったこともあった。
でも、これからも、自分のスタイルで、自分の好きなように、自分のペースで続けることを目標にしていこうとおもう。「継続は力なり」だ。なにより、自分のために。自戒と日々の感謝をこめて。
そして、なかなか会えない、古い友人たちへ。連絡のとれないひとや、かつてとても密度の濃い時間をともに過ごした仲間たち。遠く同じ空の下のあなたへの、ひそかな近況報告として。わたしは元気にがんばってるよ。大好きなこの仕事を、こんなにもたくさんのひとに支えられながら、ちゃんと生きているよ。もしもここをみつけてくれたら届けたい、そんな気持ちをいつもこめながら…。