2004.4.7
家族とお祝いディナーの日♪
六本木の、とあるレストランにて、フランス料理のフルコース!父から電話で、正装でこいなんていわれたものだから、去年の友達の披露宴以来きていない黒のドレスに袖をとおし、いつもより高いヒールをはいた。
…まるで、映画のセットのよう。食前酒をいただく、暖炉とバーのあるお部屋もさることながら、メインダイニングのゴージャスなことといったらない。
高い天井にアンティークの調度品、シャンデリアにゆらめく蝋燭の炎、センターに飾られた、一抱え以上はゆうにあるだろう巨大な花瓶にたっぷりといけられたカサブランカ。くわえてこの夜は、わたしたちひと組のほかにお客さんがおらず、完璧な貸し切り状態だった。なんて贅沢!
ほのぐらい明かりのなかで、ゆっくりいただく食事は、ためいきの連続だった。赤ワインを2本あけ、美しいデザートがならんだころ、夢に向かって一つステップアップし、今週誕生日を迎えるおとうとに、プレゼントを渡した。
中身は情けないくらい子供な弟も、スーツにネクタイをしめればそれなりにみえる年齢になり、父も母も、気付けばこんなに歳をとった。
なにかがおおきくかわったわけではないはずなのに、こうしてたまに顔をあわせて、お互いの健やかさを喜ぶ幸せと、じゃあ元気でと手をふりながら、別々のタクシーにのって別々の家に帰るさみしさを噛み締めると、いままで生きてきた時間を、あらためてズシリとかんじる。
わたしがうまれるずっとまえから生きてきた両親や、いまほとんど寝たきりの祖母の生きてきた時間にまでおもいをはせることが、最近多くなった。何十年も生きてきたわけではないけれど、何十年以上もの時間が自分の中にも受け継がれて、いま生きていることをおもう。
あと何回こうした食事ができるかわからないけれど、今夜はたのしかった。ほんとうに、たのしかった。