2004.3.8
中学生だったころ、朝クラスのドアを開ける前、いつもいつも無意識に、深呼吸するクセがあった。
いまこの瞬間、透明な風になれたらと、何度も空想した。
学校も好きで、部活も楽しくて、苦手な先生も何人かいたけど、その何倍も仲良しの友達がいて、取り立てて大きな不満もないはずなのに、朝あの瞬間はいつも、自分の存在を消してしまいたかった。
ひりつくような痛みを、いつも内側に抱えて、なにかに耐えていたあの頃のわたしは、本当によく泣いた。けれど、実はいまよりも強かったかもしれないと、ときどき思う。