2004.2.27

 金原ひとみさんの「蛇にピアス」を読んだ。いま話題になっている、芥川賞受賞作品。

 お風呂で半身浴しながら、一気に読む。あの若さで、これだけのことが描けるって、すごいなあ。さらりと読めるけれど、決してさらりとした作品ではなく、「いまどき」のドライさと、空虚さと、圧倒的なアイに満ちている。

 いたそうな描写が、たくさんあるのが印象的だ。からだの痛みやこころの痛み。傷みや、悼みや、イタミの数々。でも、それらが、じんじん痺れて、やがて快感になっていくような…。なんとも不思議な余韻が、こころよりも、あたまに残る、そんな作品。

 きっと、いまの金原さんだから描ける。そんなストレートさも感じた。次の作品も楽しみ。さてさて、もうひとつの受賞作品、「蹴りたい背中」も読んでみよう!o(^-^)o