2004.1.25

 朝、まだき…

 

 暗いうちに起き出して、熱い湯をはったバスタブに体を沈めているうちに、東の空がうっすらと白く輝き始める。

 部屋が朝焼けに染まるころ、メイクの仕上げを終えて、チェックアウトしにロビーへ降りた。

 

 いい天気!
 空が高く、雲がちかい。ああ、京都の空だ。じんわりと「ほっこり」が胸に広がっていく。

 今回楽しみなのは、なんといっても、北野天満宮の月に一度の縁日!かぞえきれないくらいの屋台とともに、古着・着物・器などの骨董市がズラリと並ぶ、通称「天神さん」。

 たまたま来たのが25日でよかった♪大仙院→今宮神社→あぶりもち(このまえは一和さんだったから、今回はかざりやさんで!)とお決まりコースをゆったりまわってから、いざ天神さんへ。

 それにしても、ものすごい人の数だ。どこぞの初詣かとみまごうばかりの、まさに芋洗い状態(^_^;)

 人ごみを嫌うわたしが、それでもそのひとの多さが苦ではなかったのは、ひとつに地元の人が多かったからだと思う。

 いかにも修学旅行生、いかにも観光客が、「京都の人ごみ」といえばまっさきに目につくなかで、この天神さんは、毎月この日を楽しみにしている地元のひとたちや、掘り出し物を探そうという全国からのコレクターであふれてる。

 そここに飛び交うやわらかい京都弁に耳を傾けながら、ちりめん小物のお店や着物が並ぶ屋台に、まるで磁石のようにフラフラとすいよせられ続けた…(^_^;)

 そしてお昼。
 最近、列をなしているという噂の「ひさご」は避け、今回は五辻通りの「鳥岩楼」の親子丼に舌鼓♪美味しい親子丼は、ひさごだけにあらずっ!と実感(^-^)

 

 そして今回、なによりすばらしかったのは、粉雪が舞ったこと。

 まさに、風花という言葉がぴったりの、淡くはかなく白い雪…

 まるで、京都の街からの贈り物をうけとったようで、感動してしまった。

 

 お腹が空いているときに、小さいおにぎりかなんかを口にしてしまうと、それがよび水となって、ますます空腹を感じてしまう。京都の一泊二日は、まさにそんな時間だ。街の空気にやっとしっくり肌がなじみはじめた頃に帰らなければいけないのは、なによりつらい。

 けれど。
 短くも濃い時間を、過ごさせてもらえた気がする。東京にいては気付かない、こころの裏側のちいさな膿を、きれいに浄化してくれた。そんなかんじ。

 ありがとう、京都。短い逢瀬だったのが、いとくちおし。桜の咲く前に、またくるね。