2004.1.13

 新宿でナレーションの仕事を終えたあと、次の現場まで少し時間が空いたので、お昼ごはんを食べた。

 新宿駅の西口地下にある、「味の名店 メトロ食堂街」で適当なお店を見つけ、ホッと入り口ちかくに腰を落ち着ける。

 さっきの現場のせいで、あたまの中を埋め尽していた数字やカタカナや専門用語を追い出し、全部からっぽにして、ボーッと親子丼を待つ。食堂街の店内アナウンスが明るく響くのを、なんの気なしに聞き流していた。

 「本日も、ご利用くださいまして、誠にありがとうございます…」

 ああ、このナレーターさんはいくつぐらいなんだろうなあ。なんだか親しみがもてるなあ。語尾の丸め方とか間の取り方とか、わたしと似てるなあ…

 「また、靴の修理なども承っておりますので、どうぞご利用ください…」

 

 …ってこれわたしじゃんっ!!

 気付いた瞬間、思い出した。なにか別の仕事の現場で、ついでにこれも読んでと頼まれたんだっけ。時間もなかったから、いきなりテスト本番で録って、一発OKもらっちゃったものだから、あまり記憶に残ってなかったんだ。

 ここでながれてるのか〜…(^_^;)

 完全に第3者的な耳で自分の仕事を聴くことなんて、まったくといっていいほどないものだから…ちょっと新鮮♪