2003.11.14

 本当にやりたいことや、本当に好きなことや憧れや、
すごく会いたい人がいるときに、
つよくつよくそれを願って、ずっとずっと願いつづけて
心から信じてさえいれば、
かならず、それは叶うと、わたしは信じて生きている。

 実現するのは明日かもしれない。
 3年後かもしれない。10年後かもしれない。
 でも時期がいつであろうと、
そのときの自分にいちばんふさわしいタイミングで、
そのときの自分にいちばんふさわしいかたちになってあらわれる。

 すべてを実感するのは、「そのとき」には難しいことも多くある。
けれど、すべてをとおりすぎて、ふりかえってみると、
 それがそのときの自分にとって、ベストであったとわかったりするのだ。

 今日、夏川りみさんに会った。
 わたしの大好きなアーティストのひとりであり、
いつか絶対お話してみたいと願っていたひとりでもあった。

 彼女の情報は、会えるとわかる以前から頻繁に、しかも自然に耳に入り、
歌を聴く機会にも多く恵まれていた。
 彼女の歌が好きで、「涙そうそう」をひとりカラオケで必ず歌っては、
りみさんみたいに歌えない自分に歯がゆさを感じたりもした。

 太陽。
 会った瞬間、そう思った。
 太陽の子とよばれる意味が、対面してみるとよくわかる。
 小柄なからだに、びっくりするくらいきらきらした、黒目がちの瞳。
 こちらの緊張をときほぐすようなゆったりした物腰に、
はじけるような笑い声と無邪気な笑顔。

 話は、おどろくほどスムーズに、楽しく進んだ。
 りみさんは、それはそれは愛おしそうに、それはそれは生き生きと、歌のことを話す。
 今年1年で130ステージ以上という、
ハードすぎるくらいハードなスケジュールをこなしているからだのどこに、
そんなパワーがひそんでいるんだろうと思うくらいに。

 会えて良かった。そう思った。
 もっともっと話したい。話をききたい。そう思った。
 りみさんは、いまのわたしに必要だった何かを、
確実に手渡してくれた。そう感じた。

 次の現場に向かいながら、
りみさんの、ときどきこぼれでるウチナーグチのやわらかいあたたかさを思い出して
まだ訪れたことのない、石垣島の風をかんじたような気がした。