2003.10.2

 あしたは母の誕生日。

 なので、いちにち早いけど、おばあちゃまのお見舞いがてら、実家に帰った。

 久しぶりに会ったのに、このうえなく無愛想な3匹の猫たちをこれでもかとなでまわしながら、この前京都のひょうたん屋で買ってきたまねき猫と、ずいぶん前に買っていたベージュの小さな皮のバッグをプレゼントする。

 私の面長は母ゆずり。でもそれにしても痩せたなあと、チラリと思う。鏡の前で並んで立つと、私の顔が丸く見える。

 弟はバイト、父は外食。ということで、ひさしぶりに母娘水入らずの食事。近くのホテルで、ささやかな日本料理をごちそうした。

 独り暮らしをはじめて、よかったなあと思うことのひとつに、親と穏やかに接するようになれたことがある。

 人一倍ひどい反抗期があったわたしは、しょっちゅう親とぶつかっていた。
 ひどい言葉をいったこともあるし、泣かせたことも失望させたこともたくさんあったとおもう。

 でも仕事をはじめて、離れて暮らしてみてようやく見えたことが、とても多い。

 親ってすごいっておもう。

 生んでくれてありがとうっておもう。

 生きていてくれて、ありがとう。

 あしたで母は、57歳になる。