2003.9.16

 イタリアにオペラの勉強のために留学している親友から、メールが届いた。

 彼女のメールは、いつも新鮮な驚きや感激に満ちていて、まるで物語を読んでいるよう。

 イタリア在住の日本人向けTVの司会をやったり、ローマ法王様の前で歌う聖歌隊のメンバーに選ばれたりと、大活躍の彼女。慣れない土地で、慣れない言葉で、懸命にがんばっている。

 好きなことが思う存分やらせていただけるという環境は同じでも、メールをもらうたびに、ああわたしはまだまだ甘いなあと感じる。

 彼女にくらべたら、わたしが日々悩んでることなんて、はずかしいくらいちっぽけだ。

 今回のメールには、バルセロナの小さな町にいって「椿姫」をやったこと、街の人たちとのあったかい交流や、2週間歌い続けて声がでなくなったこと、歌の好きな80歳のおばあちゃんが、素晴らしいアリアをきかせてくれて感動したことなどが書かれていた。

 「歌が好きという気持ちを、もっと大事にしようと思った。歌が歌えて、楽しいなあ嬉しいなあっていう気持ちを忘れたら、歌なんてのびるはずない」

 彼女がどんどん大人になっていく。

 早く彼女のオペラがみたい。そしてわたしも、彼女に作品をみてほしい。そのとき受けるであろう刺激を考えると、なんだかゾクゾクする。

 いつもパワーをくれるメールをありがとう。

 がんばれ、ゆか。わたしも、負けないように、がんばるから。