2003.9.5

 お財布が、ない。

 そのことに気付いたのは、今朝、仕事に出かける直前だった。
 使い込んで柔らかくなったバックを、いくらのぞきこんでもかき回しても、あの黒いお財布がない。

 落ち着けわたし。まず一生懸命自分にいいきかせる。
 パニックになるな。パスネットとイオカードはある。バッグのポケットにいれててよかった。今日いちにちの仕事場への交通費はなんとかなる。

 飲み物も買えないから、空いたペットボトルにミネラルウォーターを手早くうつす。

 今日の食事はどうしよう。仕方ない。冷蔵庫に保管してある非常食、ウイダーインゼリーを2つほどひっつかんでバックに突っ込む。

 昨夜、最後にお財布を使ったのはいつだろう。必死に記憶をたぐりよせながら、とりあえず家をでる。
 今日はある番組のアフレコ1発目なので、30分前には確実にスタジオに入っていようと、早め早めに準備をしていたのが効を奏した。(のか?)

 駅までの10分の道のりで、まず銀行に電話をかけ、事情を話してカードをとめてもらう。
 続いて実家の母に電話し、家族カード扱いになっているクレジットカードをそっちでとめてもらうように頼んだ。

 よし。あとは自分名義のカードをとめなければっ!
 ちょうどそのとき駅にたどりついた。予想外の事態への動揺と、これまた予想外の日差しの強さで、もう汗だくである。

 私の記憶が正しければ、駅前のコーヒーショップで軽い夕食をとったのが、昨日お財布を触った最後。
 お財布をなくして出てきたためしがない私は、かなりダメモトで、もう半ば祈るような気持ちで店員さんに声をかけた。

 「あの、昨夜お財布の忘れ物、ありませんでしたか?」

 「黒いお財布ですか?」

 

 ………うわあ…(T_T)

 あったあった、ありました。
 まさかまさか、まさか見付かるとは〜っ!しかもこんなすぐ!!

 どうもトイレに置き忘れたらしい。そういえば、思い出した…。

 トイレにたったとき、貴重品だけ身につけていこうと気まぐれをおこし、席に戻ったときにはお財布持っていたことなんてきれいさっぱり忘れていたことを…。

 気を付けてるんだか気を付けてないんだか、わかりゃしない。
 これじゃあ本末転倒じゃないか。ホント、バカ…(T_T)

 それにしても、過去2回お財布をなくし、どちらもすぐに取りに戻ったにもかかわらず跡形もなく消えていた経験のあるわたしにとって、今回お財布をきちんと届けてくれた人はまるで天使のような存在におもえる。

 ありがとう、みしらぬひと。いつかあなたに恩返しができるように、清く正しく生きていきます(>_<)

 

 にしても、カード類の手続きを解除するのが、おもいのほか大変。

 「5分前に電話した者ですが、みつかりましたのでカードとめないでください♪」というのは受け付けてくれない現実。それぞれ窓口いったり、いろいろ書類かいて送ったり…。

 …負けるもんかっ!f(^_^;)