2003.7.1 23:53
頭のいい人はいばらない。頭のわるい人ほどいばりちらす。これは本当だとおもう。
目を閉じて一日を振りかえるとき、まぶたの裏に浮かぶのはいつも、誰かの言葉ではなく、おいしかったものでもなく、楽しかったことでも悲しかったことでもない。まずまっさきに思い出すのは、心に焼き付いた誰かのまなざし。
信頼しきった思いやりに満ちた笑顔や、ふと視線を感じて顔をあげたときにみつけた物問いたげな厳しい視線。盗み見る瞳や信愛の情にあふれた瞳。すべて、言葉のない、瞳のさまざまな色が、まざまざと蘇る。
作り笑いも軽蔑も、無邪気も好意もなにもかも、瞳だけでこんなにも伝わってくる。こんなにも。こんなにも。
そんなまなざしをひとつひとつ思い出しながら、そのときの自分の瞳は嘘をついてはいなかったかと、改めて自分自身に問いかける。
誰に対しても、常に恥ずかしくない、誠実なまなざしでいられたら。